シルク印刷のメッシュとは1インチ辺りの糸の本数、網目のことです。
印刷する物によってメッシュを選びます。
当社では70・100・150・200・250・300・350メッシュを使用してます。
数字が多くなれば糸の本数が増えるので、細かなシャープな印刷が可能になります。
ですが、インキの詰り(版詰り)がおきやすくなります。版が詰まれば印刷したいデザインが綺麗に印刷できません。こういう時は、遅乾溶剤でインキを練ればある程度は大丈夫です。
逆に低メッシュを使用すれば版詰りはおきにくいですが、シャープな印刷ができません。
きちんと考えて版選びをしなければ綺麗なものが仕上がりません。
メッシュの貼り方も仕上がりにかなり関係します。
版枠に対して平行に貼る場合と、45度斜めにして貼るパターンがあります。
実際印刷してみないと違いが分かりませんが、これも用途によって使い分けています。
材質は、当初は高価なシルク繊維で版を作っていました。現在ではナイロン製が主流ですね。
500メッシュとか(使った事ないですけど)もありますが、これらを使うのはシルク印刷のUV印刷
ですね、機会があったらまた記事にさせていただきます。